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湖東三山の紅葉
西明寺

(近江西国薬師第三十ニ番霊場) (近江湖東名刹第八番霊場)
琵琶湖の周辺(20c)(平成15年11月22〜23日撮影)

西明寺:  天台宗・(龍應山りゅうおうざん)西明寺は,平安時代の承和元年(834年)に,三修上人が仁明天皇の勅願により開創したとされます。平安,鎌倉,室町の各時代を通じて祈願道場・修業道場として栄え,源頼朝も来寺して戦勝祈願をしたようです。↓へ
 
         
   参道入口付近     「不断桜」(秋に咲く桜)
樹齢250年とのこと
 
   
 
   
        戦国時代,織田信長は比叡山に続きこの西明寺も焼き討ちしましたが,幸い本堂・三重の塔・
         二天門は火難を免れました。しかし,伽藍の大部分は焼失してしまい,江戸時代になって
         復興され,現在に至っているとのことです。
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 二天門(山門,室町時代作) 
 
   
         
        三重の塔(国宝) 

     
       (本堂および三重の塔は,鎌倉時代,飛騨の匠が建立した純和様建築で,釘を使用せず,
         屋根はヒノキの皮葺き(ひわだぶき)です。また,
三重の塔は,総ヒノキ造りとなって います。
        これらは,共に国宝となっており,本堂は我が国の
国宝指定第1号です。
        また,三重の塔 内部は極彩色で壁画が描かれており,鎌倉時代のものとしては,
        国内唯一のものとされています。
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  本堂(国宝)     同左    本堂と三重の塔  

     
       ここでの寺宝としては,本尊:薬師如来(平安時代作・重要文化財)の他,釈迦如来
        (鎌倉時代・重要文化財),不動明王と二童子(平安時代・重要文化財),二天王(平安
         時代・重要文化財),日光菩薩・月光菩薩(鎌倉時代),親鸞聖人像などの仏像が
         あります。
        また,本堂には頭に干支の動物の顔をのせた12体の「
十二神将」(鎌倉時代作;子(ね),
         丑(うし),寅(とら)・・・の神様)がいました。これらの神様は,種々の武器を持ち,
        各々七千の家来をひきつれて,薬師如来を守っているのだそうです。

       
 (参拝の人たちは皆,それぞれの神様にお祈りしていました。)
 



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