直線上に配置

川道神社のオコナイ
(琵琶湖の周辺(61)) 
(平成22年2月27日撮影)


<音声あり>



川道神社 拝殿
長浜市川道神社(祭神:大山咋命,大物主命)では,2月最終の土日に行われる,少し変わったオコナイが有名です。
今回は,そのうち2月27日(土)の宵宮に行われる鏡餅の奉納を見てきました。

この地区では(宮座)が7つあり,それぞれの村で,1俵(=60kgに,水分も含めると80〜90kg)の巨大な鏡餅をついて奉納します( ただし最近では,人が集まらず,やむなく餅を小さくしたり外注したりしている村もあるようですが・・・)。

餅つきは2月25日に各当屋宅で行い,固めるのに1〜2日要します。
この鏡餅に,提灯の架台(枠)をかぶせ,神輿(みこし)とします。

この神輿は,夜8時,ハッピ姿の若衆(正装はワラジ)に担がれて,当屋宅を出発,一旦境内に集結します(〜9時頃)。その後,決まった順序で,鳥居をくぐって拝殿に鏡餅を搬入します。独特のかけ声をかけながら。。。

一通り終了するのが10時頃で,拝殿には鏡餅が7つ並んだ状態で,宮司による式典が行われます。その後はそのまま 次の日(本日,ほんび)午後まで置かれ(重いので誰も持ち出せません(^^)),午後以降に下げられ,各当屋宅で直会が行われます。

鏡餅に提灯を被せるところ 提灯を鏡餅に被せた神輿 神輿担ぎ出し前の景気づけ 別の当屋宅にあった鏡餅
杵,臼,型枠 カボ(火防)と作り物 同左(拡大)
餅神輿の境内への搬入 同左 同左 餅神輿
拝殿で鏡餅搬入を待つ
長老達
(再生ボタンを押してください)
無事搬入が終わり喜ぶ人々
拝殿で代表が我が村の鏡餅を待ち受ける中,到着,搬入します。
7つの鏡餅が揃ったところ 鏡餅が揃ったところで夜10時。これから式典が行われます。

<参考文献>
1 「オコナイ 湖国・祭りのカタチ」:中島・上田・原田著,中島監修,INAX出版発行,2008,6,15 
2 「滋賀の百祭」:大塚虹水著,京都新聞社発行,1990,10,27 
3
「川道のオコナイ 〜湖北に春を呼ぶ一俵鏡餅〜」:中島誠一著,サンライズ出版発行;2011,3,1,
  (以下の書籍参照・・・・この本の表紙に私が写り込まれています。)   
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