直線上に配置

湖北に春のきざし
SLの勇姿
盆梅展
馬酔木展
サンシュユの花
琵琶湖の周辺(50)
(平成20年2月24日,3月16日撮影

長浜から望む伊吹山

今年の冬は暖かくなりかけたと思ったら,また雪が降り,・・・の繰り返しで,なかなか春らしい陽気になりません。

そんな中,あちこちで花便りが聞かれるようになりました。

長浜市でSLと盆梅展・大通寺の馬酔木展を,湖北町でサンシュユの花を見てきました。

湖北を走るSL
<音声あり>:SLの蒸気をはく音,汽笛が聞こえます。

SLは,この季節に米原駅から木之本まで日曜日ごとに,2往復走っています。

SLの「北びわこ号」です。ポニーの愛称をもつC56形160号のSLが,ブルートレインをひいています。


最終日である2月24日,SLの撮影に出かけました。

撮影地は
田村駅長浜駅の間で,伊吹山をバックに撮りたかったのですが,あいにく吹雪になりました。


長浜盆梅展

盆梅展は,
慶雲館で開催されています。

慶雲館は,明治20年,明治天皇の長浜行幸に際し,当地の富豪・浅井又蔵氏が行在所として建設した所です。庭園も美しく,国の名勝に指定されています。


長浜の盆梅は約300鉢あり,係の方が1年を通じて,丹誠込めて世話をされています。
中には,
樹齢400年を越えるものもあり,見事な花を咲かせていました。
 これも樹齢が長そうです(350年)      ↑樹齢400年の梅  
   

大通寺と馬酔木(あせび)
大通寺は長浜市にあり,江戸時代初期に建立された浄土真宗大谷派の由緒有る寺院(東本願寺別院)です。

ここで毎年開催されている
馬酔木
に行って来ました。今年で20回めだそうです。
馬酔木は,
万葉集にも詠われるほど,古くから人々に愛でられてきました。
「磯かげの見ゆる池水照るまでみ咲ける馬酔木の散らまく惜しも」

馬酔木は日本各地に自生するツツジ科の常緑木ですが,枝葉には
有害成分(アセポトキン)が有り,鹿や馬が食べないため,奈良公園や春日大社など社寺の周囲でも植えられています。

馬酔木には,白い花,ピンクの花,赤い花があります。

大通寺参道:突き当たりが大通寺正門です。両側に商店街が続きます。
大通寺の正門
大通寺
絵画は狩野派
馬酔木(白) 馬酔木(ピンク) 馬酔木(赤)
 

湖北町のサンシュユ

湖北町(丁野木川沿い)でサンシュユの並木を見てきました。
サンシュユはミズキ科の植物で,「春黄金花」の別名もあり,秋には赤い
グミに似た実がつきます。
この実は薬用になり,漢方の
八味地黄丸に処方されているようです(効能:糖尿病や動脈硬化など。なお,八味地黄丸や抑肝散といった漢方薬は,アルツハイマー病に効能があるということが,NHK教育「サイエンスゼロ」で紹介されていました(2008,11,30)。)。
前方に伊吹山が見えます。
山頂に,まだ少し雪があります。

<参考文献>
1. 「長浜盆梅展」パンフレット
2. 「大通寺」パンフレット

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