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今回は,JR西日本主催の「歴史たび」 “櫟野寺(らくやじ)” に付属のガイドウオーク「白洲正子の愛した“かくれ里”甲賀 を訪ねて」に参加したものです。
スケジュールは,JR草津線 油日(あぶらひ)駅前9:45集合→木内城址→油日神社→櫟野寺→北上野城址→極楽寺→油日駅前15:00解散,というもので,約10kmをガイドとともに歩きました(参加者46名)。
<油日駅とその周辺>
<油日神社>
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油日神社
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油日神社
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油日神社 |
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(油日神社の建物は江戸時代のものですが,創建は室町時代。甲賀忍者達がここに結集したようです。
映画のロケにしばしば出てきます。神社なのに鐘もあります。)
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油日神社
(拝殿と正殿)
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能面
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ずずい子様 |
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白洲正子さんは,その著書“かくれ里”で油日神社や檪野寺を絶賛しており,油日神社については,『油日の古面』の中で,能面の“福田夫面”や同じ作者による“ずずい子様”を紹介しています。
そして,このずずい子様については,以下のように書いています。
・・・『みられるとおりのあられもない格好だが,そういうものにとらわれずに見れば,大変味のいい力づよい彫刻で,線彫りのたしかさといい,民芸として最高のものである。
(略) 古い農村の行事には公開をはばかるものが多い。が,それを一概に無邪気とか猥雑とはいえないのであって,豊穣の祭りには必ずこのような性の身振りがつきまとう。田を耕す,種を播く,丈夫な稲が実る,そういうことを身体で真似ぶのは神聖な行為であり,豊作のためのお呪いでもあった。』
<櫟野寺>
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櫟野寺の前です |
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櫟野寺正面の門では
仁王が」見張っています
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櫟野寺本堂 |
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櫟野寺には,平安時代,伝教大師最澄の創建で征夷大将軍の坂上田村麻呂も訪れています。
平安時代を中心とする国指定重要文化財が20体以上収蔵されています。 |
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国内最大の十一面観音座像
伝教大師最澄の作と伝わります(国指定重要文化財)
櫟(イチイ)の大木からの一木造りで,高さ3mを越えます。(鏡は神仏習合の名残り)
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一方,正子さんは,櫟野寺では20体以上の平安期の仏像には出会えたものの,この秘仏は拝観できなかったようです。
今回のコースは,33年めの開帳にあたるこの櫟野寺も含まれており,11面座像も拝観できました。
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