油日神社と檪野寺
平成30年11月24日,滋賀県甲賀市油日神社と檪野寺に行ってきました。

<櫟野寺>甲賀 には他にも観音像を有する寺院が多く,湖北の観音の里とともに近江の仏教文化を形成しています。

今回は,JR西日本主催の「歴史たび」 “櫟野寺(らくやじ)” に付属のガイドウオーク「白洲正子の愛した“かくれ里”甲賀 を訪ねて」に参加したものです。
スケジュールは,JR草津線 油日(あぶらひ)駅前9:45集合→木内城址→油日神社→櫟野寺→北上野城址→極楽寺→油日駅前15:00解散,というもので,約10kmをガイドとともに歩きました(参加者46名)。

<油日駅とその周辺>
     
忍者をイメージした油日駅    油日駅周辺図    油日岳   

<油日神社>
     
油日神社
   油日神社

   油日神社  
(油日神社の建物は江戸時代のものですが,創建は室町時代。甲賀忍者達がここに結集したようです。
映画のロケにしばしば出てきます。神社なのに鐘もあります。) 

   
    
 
     
油日神社 
(拝殿と正殿)
  能面
  ずずい子様   
 
白洲正子さんは,その著書“
かくれ里”で油日神社や檪野寺を絶賛しており,油日神社については,『油日の古面』の中で,能面の“福田夫面”や同じ作者による“ずずい子様”を紹介しています。
そして,このずずい子様については,以下のように書いています。

・・・
みられるとおりのあられもない格好だが,そういうものにとらわれずに見れば,大変味のいい力づよい彫刻で,線彫りのたしかさといい,民芸として最高のものである。
(略) 古い農村の行事には公開をはばかるものが多い。が,それを一概に無邪気とか猥雑とはいえないのであって,豊穣の祭りには必ずこのような性の身振りがつきまとう。田を耕す,種を播く,丈夫な稲が実る,そういうことを身体で真似ぶのは神聖な行為であり,豊作のためのお呪いでもあった。


 
     
櫟野寺の前です   櫟野寺正面の門では
仁王が」見張っています

  櫟野寺本堂  
    櫟野寺には,平安時代,伝教大師最澄の創建で征夷大将軍の坂上田村麻呂も訪れています。
平安時代を中心とする国指定重要文化財が20体以上収蔵されています。
 
 
国内最大の十一面観音座像 
伝教大師最澄の作と伝わります(国指定重要文化財)
櫟(イチイ)の大木からの一木造りで,高さ3mを越えます。(鏡は神仏習合の名残り)
 

一方,正子さんは,櫟野寺では20体以上の平安期の仏像には出会えたものの,この秘仏は拝観できなかったようです。
今回のコースは,33年めの開帳にあたるこの櫟野寺も含まれており,11面座像も拝観できました。
 

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