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夜叉ヶ池は滋賀・福井・岐阜3県にまたがる三国岳の北側,ブナの原生林に囲まれた標高1,099mの山頂にあり,九頭竜川の支流である日野川の水源といわれています。池の周囲は545m,古来より龍神伝説,雨乞いの池として名高い所です。
登山口は今庄(福井県)側,坂内村(岐阜県)側がありますが,今回は「そば」で有名な今庄側からでした。
−−−−夜叉ヶ池伝説 「夜叉ヶ池の大蛇」−−−−
昔,越前国南条郡池の上に弥兵次という豪農がすんでいました。ある年の干ばつに弥兵次は耐えかね,池の主の大蛇に「水を田に入れてくれるなら,私の娘を嫁にあげよう」と頼み大蛇もこれを承諾しました。
すると次の日,田に水が入り,作物は活気を取り戻し,弥兵次は大いに喜びました。
しかし,約束を考えると弥兵次は悩み苦しみ,仕方なく愛娘の一人を嫁に出しました。
娘は蛇体となり,大蛇はそれを伴って夜叉ヶ池に入りました。
のちに娘の女蛇は龍神となり,干ばつの年には雨を降らすと云われ,夜叉ヶ池は龍の住む神秘の池となっています。
・・・・・・今庄町役場商工観光課発行のパンフレットより
<岐阜県側(岐阜県安八郡)にも,登場人物の名前は違いますが,娘(夜叉姫)が大蛇になり干ばつから村を救ったという,同様の伝説が残っているようです。>
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←(左:三周ヶ岳,右:三国岳(夜叉ヶ池山)) |
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「頂上まで3km,所要時間2時間」とあります。
途中にはトチノキの大木やシャクナゲの群生,夜叉滝などもあるようです。
それでは元気に出発!。
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↑(今庄側登山口) |
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途中で見られた紅葉 |
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夜叉滝 |
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巨木(トチノキ)の案内板
(樹齢300年,樹高35m,幹周10m)
(今は落葉しています) |
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やっと着きました。やれやれ。
(池の前で) |
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夜叉ヶ池周辺の森林は,国内稀少動植物
種に指定されている「ヤシャゲンゴロウ」を
守るための保護林に指定されています。 |
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到着するのを待っていたかのように,
霧が晴れてきました。 |
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「ヤシャゲンゴロウ」の他に,
イモリも生息していました。 |
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花は人の目を誘う
水は人の心を誘う
君も夜叉ヶ池を見に来たと云う
・・・・・・
泉鏡花の戯曲「夜叉ヶ池」も有名です。 |
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夜叉龍神社は,池のほとりに
控えめに有りました。 |
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紅葉があまり見られず少し残念でしたが,みなさんお疲れ様でした。 |
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池から少し上に三国岳(夜叉ヶ池山)(1,206m)頂上があり,
三周ヶ岳(正面)と夜叉ヶ池を望む。
(秋には周囲がきれいに紅葉するようです)
池の左側には福井県(今庄)側からの登山道が,稜線の右側には
岐阜県(坂内村)側からの登山道が続いています。 |
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以下は,『にっぽん百低山【夜叉ヶ池山】』2022,10,5NHK総合から引用 |
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(おまけ) |
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下山後,今庄駅前で入った手打ちそばやさん「ふる里」。おいしかったです(^^)。 |
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