化学関係の粉粒体
 
 <粉粒体の部屋(3)-1>
 
ここでは,粉粒体技術の応用例(化学関係の粉粒体<その1>)を紹介しています。


 実際の粉粒体の応用例非常にたくさん有りますが,ここでは代表例にとどめています。
 @各種有機物粉体
 PTA(高純度テレフタル酸)粉体, PVC(ポリ塩化ビニル)粉体, など多種
 A各種有機物粒体および顆粒
 PE(ポリエチレン)ペレット, PP(ポリプロピレン)ペレット, 
 PET(ペット)チップ, PC(ポリカーボネート)チップ, 
 PA(ポリアミド,ナイロン)チップ, PS(ポリスチレン)チップ,
 PMMA(ポリメチルメタクリレート)チップ, など多種


 
PE(ポリエチレン)グラニュール, BPA(ビスフェノールA)ビ−ズ,
 吸水性樹脂,など多種
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 上記の有機物粉粒体は,以下のプロセスを経て,日常生活で使用されています。

   
例えば,以下の例をあげることができます。
    (a)PTA粉体⇒PETチップ⇒
PETボトル,ポリエステル繊維
    (b)PP粉体⇒PPペレット⇒
各種部品,フィルム
    (c)PVC粉体⇒PVCパイプ
    (d)BPAビーズ⇒PCペレット⇒
PC波板,CD-ROM


 B各種無機物粉体
  炭酸カルシウム粉体,珪藻土,タルク粉体,酸化チタン粉体,酸化珪素 など

(注)
 
上記粉粒体は,私がこれまで扱った粉粒体のほんの一部です。 これらの多くは,通常では日常生活でほとんど目に触れることがありません。

  しかし, 実際は,これらの粉粒体は,最終製品が得られるまでの中間段階(@製造会社での製造装置〜出荷場所間, A製造会社と加工会社間あるいはB加工会社での工程間)において,粉粒体の形態で大量に存在しており,貯蔵,輸送,加工されています。


 (粉粒体の形状例) : 上記の粉粒体の形状(外観)の一例を示します。

 
(写真をクリックすると,拡大して見ることができます)   
形態の
大別
写真 名称 形状,寸法 用途,最終製品
粒体
PEペレット(注1) 直径3.5×3,
碁石状
フイルム,ポリ袋等
PPペレット 直径≒3,
楕円形
フィルム,ポリ袋等
自動車のバンパーにも
PETチップ(注2) 2×4×3,
楕円柱
PETボトル,ポリエステル繊維
PCチップ
2.5×3×3,
楕円柱
CD−ROM,DVD,
建材(波板)
顆粒 PEグラニュール
(注3)
平均粒径≒1mm,
不定形
PEペレットの原料

BPAビーズ(注4)
平均粒径≒1mm,
球状
PCチップの原料,
エポキシ樹脂の原料
粉体 吸水性樹脂粉体 平均粒径≒400μm
球状
紙おむつ,生理用品に入れる
PVC粉体 平均粒径≒150μm
球状

塩ビ製品(ビニルシート,波板,雨樋)の原料
PTA粉体 平均粒径≒100μm
球状
PETチップの原料
 
(注)粒体の形状を以下のように分けることがあります。<製造方法は,粉粒体の造粒装置参照>
(a) ペレット
溶融粘度が低い樹脂の場合に,球に近い形になります。
 多数の穴から溶融状態で押出しを行い,同時に連続的にカッティングします。この直後,水中に落下,冷却冷される際に,表面張力で丸くなります。
(⇒PEペレット,PPペレットなど)
 
(b) チップ
溶融粘度が高い樹脂の場合に,このような形になります。
 樹脂は多数の穴から,あたかも長いうどんのような形で数十本同時に連続的に押出されます。これは,そのまま水槽内で冷却,硬化され,回転するロータリー刃で連続的にカッテングされます。
(⇒ナイロンチップ,PETチップ,PCチップなど)
 
(c) グラニュール 顆粒状(粒より小さく,粉より大きい)の時にいいます。
 一般に,平均粒径は1mm〜2mmですが,形状は不揃いです。
(d) ビーズ 真球状の造粒物の場合。粒度(大きさ)は問わないようです。




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