直線上に配置

メタセコイヤ並木道
カタクリの花

清水
(しょうず)の桜
琵琶湖の周辺(32)
    <音声あり>

 (平成29年9月3撮影)      
--メタセコイヤ並木から赤坂山、三国山へ--  

平成29年9月2〜3日,京都技術士会の仲間達と滋賀県の湖西地方,高島市(マキノ町)へ行ってきました。マキノ町には,日本の街路樹100選で有名なメタセコイヤ並木があり,ピックランド(農業公園)もあります。

9年前の4月,この近くのカタクリの里(カタクリの花の自生地)に会社の同僚達と訪れ,赤坂山を目指しましたが,残雪のため途中で断念した経緯があります(下記参照)。

今回は、季節も良く,栗柄越から赤坂山・明王の禿,その先の三国山へと尾根 (=福井県との境界)伝いに歩きました。眺望も良く,遠くにびわ湖が望めました。昼食は赤坂山の頂上でとり,沸かした味噌汁やコーヒーも頂きました。また下山の帰り道では,白谷温泉に浸かりました。

仲間は総勢13名,2日間テニス組とハイキング組に別れ,それぞれを楽しみましたが,夜は皆で同宿・楽しい宴会となりました


     
 メタセコイヤ並木

   遠くびわ湖を望みます

 
   







 
 明王の禿
右下にモアイ像のような岩が・・・
   赤坂山の頂上にて
日本海側から吹く風が強かったです
  

 
       
   

(平成18年4月22日撮影)   
 湖西の高島市マキノ町(日本で唯一のカタカナの町)でカタクリの花などを見てきました。
メンバーは会社の同僚とそのお子さんです。

 この日の行程は,
(1)メタセコイア並木道⇒(2)カタクリの里⇒(3)マキノ高原⇒(4)赤坂山遊歩道(栗柄越の手前まで)⇒(5)マキノ高原温泉「さらさ」⇒(6)清水(しょうず)の桜⇒(7)海津大崎の(夜)桜と,盛りだくさんでした。

天候はあいにく曇りでしたが,雨も降らず,湖西にもさわやかな春の訪れが感じられました。

(1)メタセコイア並木道を通過
 マキノピックランドの手前にあるメタセコイアの並木道です。
約500本のメタセコイアが2〜3km続いていて,「
新日本街路樹100選」にも選ばれています。
メタセコイアは,今は新芽が出た直後ですが,これから緑が濃くなり,秋には紅葉します。
また,冬期の雪化粧もきれいです。

(2)カタクリの里カタクリの花の見学
 <↑ クリックすると拡大します>
カタクリの里で,ハイ!チーズ(^^)
足下のピンクに見えるのが,カタクリの花です。
 「ヤマオヤジ」(大きな木の切り株のこと)

 かたくりの花は,ピックランド近くの雑木林(「カタクリの里」)に自生しています(20,000m2)。
カタクリの花は,ユリ科の多年生で,紫色の可憐な6枚の花びらを反らせ,ほとんどが下向きに咲いています。

 ちょうど桜が開花するこの時期に10日間ほど開花し,それが終わるとをつけ,種ができます。
種の表面には蟻の好む成分がついており,巣穴まで運ばれます。これが発芽した後,開花するのは7〜8年後です。

 根っこからは昔,澱粉をとったようです。澱粉のことをカタクリ粉ということがあるのは,そのためと思われます。 (⇒
粉粒体の部屋(8)照葉樹林文化参考。)

(3)赤坂山への登山
<マキノ高原〜(赤坂山遊歩道)〜栗柄越(の手前)〜マキノ高原温泉さらさまで>
 当初は,マキノ高原(スキー場)から赤坂山遊歩道で「栗柄越」を経て「赤坂山」まで登り,さらに「明王の禿」まで足を伸ばしてから戻る予定でしたが(片道2時間),雪が予想外に残っており,栗柄越の手前で進めなくなりました。
そこでやむなくU−ターンし,下山することにしました。マキノ高原まで戻り,温泉「さらさ」につかりました。
桜が満開のマキノ高原入口 マキノ高原温泉さらさの横を通ります 斜め前方にスキー場が見えます

雪解けの水が谷になっています
残雪が多くなってきました
休憩所(東屋)で昼食にしました

びわ湖が,かすんで見えます
手前は,登ってきたスキー場
アセビ?
イワウチワ

<下山後>


 残雪のため,これ以上進めなくなったところで記念撮影しました。 ‘花の山’で知られる赤坂山なので,またいつか再挑戦したいですね。

(4)清水(しょうず)の桜〜海津大崎の桜
 水上勉氏の作品「櫻守(さくらもり)」の題材となった清水(しょうず)の桜が,海津大崎から少し離れた所にひっそりと咲いていました。

 この桜は樹令300年以上の「アズマヒガンザクラ」という品種です。 幹周6.4m,樹高16mの県内最大級のもので,県指定記念物となっています。

 また,地元の伝承では,加賀藩前田侯が上洛の際,何度もこの樹を振り返り美しさを愛でたところから,
見返りの桜とも呼ばれるようになったそうです。

 そういえば,弥吉はよく,海津の桜のことを云いづめだった。近江へはよく出かけた。行けば,必ずのように海津へ寄り,清水という場所の桜のツルを切ったり根からはびこっているひこばえをきれいに掃除してきたといった。<日本に古い桜は多いけんども,海津の桜ほど立派なもんはないわ。あそこの桜は,天然記念物でもないし,役人さんも,学者さんもしらん桜や。村の共同墓地に,ひっそり隠れてる。けど,村の人らが枝一本折らずに,大事に守ってきてはる。墓場やさかい,人の魂が守ってンのやな。
(以下略)
・・・・(水上勉 「櫻守」より)
清水の桜


海津大崎の桜「日本の桜名所100選」に選ばれています。)

桜のライトアップ 桜と梅の競演

<参考文献>
1. 水上勉作「櫻守」,昭和51年,新潮社発行
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