(1) |
構造 |
(a) |
粉体を入れるホッパーは,輸送物の物性により,解放式(PTA粉体等の場合)と密閉式(主として粒体の場合)に分かれます。 |
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(b) |
下部空間はエアチャンバー,上部空間は粉体貯蔵兼輸送室になります。 |
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(c) |
多孔板から離して設けられている鉛直配管には,2次エア用配管が接続されています。 |
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(d) |
通常,鉛直配管上部にはセパレータが設けられます。セパレータを設けず,そのまま配管で所定場所まで導くこともできます。 |
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(2) |
長所 |
(a) |
比較的低速(浮遊速度以上の気流速度)で高濃度輸送が可能です。 |
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(b) |
機械的可動部が無く,構造が簡単なのでメンテ不要です。 |
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(c) |
消費動力が小さく,高効率です。 |
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(d) |
粉体自身によるマテリアルシールがきく場合(PTA粉体等)は,上部解放で連続投入しながら同時に垂直輸送が可能です(右図参照)。
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(e) |
輸送に必要な圧損が小さい。 |
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(3) |
注意点 |
(a) |
粒体では密閉式となり,通常はバッチ輸送となります
(上部にロータリーバルブを設ければ連続輸送が可能)。 |
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(b) |
吸湿性の大きい粉体,潮解性の大きい粉体等は適していません。 |
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(4) |
適用例 |
(a) |
PTA粉体(高さ約40m),脱脂粉乳等 |
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