粉粒体ハンドリングの利点と装置の分類
<粉粒体ハンドリングの部屋(1)>
ここでは,粉粒体の形で扱うことの利点と,各種ハンドリング装置の分類をしています。
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粉粒体ハンドリングの利点:多くの工業素材を粉粒体の形で扱うのは,次の理由によります。 |
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(1) 均質性が得やすくなります。
(2) 物理的・化学的加工操作が容易になります。
(物理的,化学的に活性となり,反応性が向上します)
(3)機械的処理が容易になります。
(4) 運搬,分配,集合が容易になります。
(5) 貯蔵・保管が容易になります。
すなわち,粉粒体としての物性が生かせるとともに,取扱いが非常に容易になるためといえます。
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粉粒体ハンドリング装置の分類:以下のように,目的に応じて多くの装置があります。 |
(1) |
粉砕装置 |
粉粒体を砕き,粒度を小さくする |
粉砕機,ミキサー等 |
(2) |
貯蔵装置 |
粉粒体を貯蔵,保管する |
サイロ,ホッパー,タンク等 |
(3) |
排出装置 |
貯蔵装置から排出,抜き出しする |
テーブルフィーダ,ロータリーバルブ等 |
(4) |
供給装置 |
粉粒体を移動運搬する(元の)部分 |
ロータリーバルブ,スクリューフィーダ,
テーブルフィーダ,振動フィーダ等 |
(5) |
空気輸送装置 |
配管内で,粉粒体を空気の流れや圧力で輸送する |
低濃度高速(浮遊)輸送装置,
高濃度低速(プラグ)輸送装置 |
(6) |
混合装置 |
粒度や形状等が異なる粉粒体を均一に混ぜる |
ブレンダー,ミキサー等 |
(7) |
流動化装置 |
下部からエアレーションし,粉粒体を流動化する |
空気輸送装置や乾燥装置等 |
(8) |
固/気分離装置 |
空気等と粉粒体の混合物から,両者を分離する |
バグフィルター,サイクロン等 |
(9) |
分級/分離装置 |
粉粒体を粒度別・形状別等に多段階に分ける |
フロスセパレータ,シフター等 |
(10) |
造粒装置 |
微粉を固めてペレットや顆粒を作る |
造粒機等 |
(11) |
乾燥装置 |
粉粒体から水分を除去する |
流動乾燥機,気流乾燥機等 |
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